入り口

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明弘(どうする?どうする?どうする?どうする?どうする?訳がわからない…) 額から汗が落ちる… 尚子「ちょっと~何?何?どうしたの?教えてよ~」 明弘は尚子を車内へと誘い…ためらいながらも、言葉を選んで説明した… 尚子の顔色が変わる… 「信じられない…そんな事って…」 両手を口にあて、絶句しながら美由紀に視線を移す… 尚子「…?……美由紀…?」 いない… 尚子「美由紀!」 車から出て辺りを見渡すと… マンションの入り口に差し掛かる美由紀?の後ろ姿がぼんやりと見えた… 尚子「美由紀~!」 明弘「美由紀ちゃ~ん!」 その後ろ姿は… マンションに吸い込まれるように… 消えた… 明弘と尚子もすぐに後を追った… 二度と… 追い付く… 事のない… 影を… 二人が入り口を通過すると同時に… 音も無く… 見る事もできない… 小さな… 扉が… 開いた…
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