追随…

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追随…

四人の男女が、マンションの中へと姿を消して行った頃… 白いワゴンは、暗くなった中、国道4号線を左折し、月夜に流れる杉並木を眺めながら車を走らせていた… 松山秀樹「なぁ…幸長!今日はどうすっか?」 遠藤幸長「はぁ?!秀樹は?考えてねぇの?」 秀樹「だってよ~カラオケ?ゲーセン?いい加減あきれたろ…?」 幸長「真理子サン達はどう?」 関口真理子「あたしは~秀樹サンと一緒なら何処でもいい~」 長山佑里子「はい…はい…」 真理子「なによ~佑里子さんだってそうじゃん!幸長命だもんね~!」 秀樹「おいおい…どんだけ…バカップルだよ~」 幸長「つうか~こっち方面何もねぇだろ!」 秀樹「おい!幸長!昨日の佐藤の話し聞いたよなぁ!?」 幸長「あぁ!なすびの館だっけ?!」 秀樹「うん…まぁ…そんな感じのだなぁ…ちゃんと聞いてねぇんだな?」 幸長「マジ胡散臭いじゃん!今どき~?って感じだぜ」 秀樹「多分よぅ…今…かなり近いぜ!」 真理子「秀樹サン!何の話ししてるの~?」 秀樹「あぁ!この先に、なすびの館ってのが、あんだよ!胡散臭いお化け屋敷なんだけどな!」 真理子「行きた~い!ね!ね!佑里子さんも行きたいよね!」 佑里子「どっちでも~ あ!でも…あたし霊感あるかも…」 幸長「マジで~佑里子あんの~?初耳~!」 佑里子「うそ~幸長には前に話したじゃん!すぐに忘れるんだから~」 幸長「そうだっけ…? で!秀樹!もうちょっと詳しく教えてくれよ!真理子サンも聞きたいよね~」 秀樹「ちぇっ!お前も聞いてただろ!…まぁいいや!着く前に茄子と胡瓜を4本づつ買わねぇとな! 話しはそれからだ!」
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