追随…

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パンッ!幸長は一つ手を叩き、調子良く答える… 「あぁ!そういやぁ!そんな物用意しろ…なんて言ってたなぁ!マジで持ってくんか?」 秀樹「あぁ…そのほうがおもしれ~だろ!」 幸長「あれ~?無敵の秀樹ちゃんが~びびってるのかなぁ~?アハハハハ!」 秀樹「一度、死んでみるか?」 幸長「うっそだよ~!」 スーパーで茄子と胡瓜を一袋づつ…缶ビールを4本買い、車は《茄子の館》へ向けて走りだした… 秀樹「まぁ…俺も昨日聞いた話しだし…幸長の言うように胡散臭いけどさ…せっかく来たんだから、たのしまねぇと!後…迷信は信じるほうなんだよ…俺はね!」 真理子「早く聞かせてよ~怖いの?怖いの?」 秀樹「どうだろ?茄子と胡瓜が出た時点で俺も吹き出しちゃったし…」 佑里子が真剣な表情で口を挟む…「マンションでしょ…?」 真理子「佑里子サン知ってるの?」 佑里子「うん…何年か前に…事故か…地震か…で沢山の人が亡くなったって、ニュースでもやってたよ…」 幸長「げ?!マジかよ?」 佑里子「うん…100人近くだと思ったけど…」 真理子「あ!そういえば…あたしも覚えてる…確か竣工式?かなんかの日だったんだよね…?」 佑里子「そうそう!入居者とか建築業者とか?…そんな感じの人達がみんな…下敷きになって…だと思ったけど…」 幸長「なんかさぁ~やばくね!」 真理子「あらら~幸長サンもしかしてブルブルですか~?」 幸長「真理子サン?秀樹の仕返しかなぁ?」 真理子「エヘヘ~」 幸長「で?野菜は何なんだ!何に使うんだ~?」 秀樹「なんだか、入って出て来ると、しなしなになってるんだってよ、自分の身代わりになってくれるらしいぜ!」 幸長「ぷっ!」 秀樹「笑っちゃうだろ~俺だって笑ったよ~」 談笑する中、車はマンションへと到着する… 秀樹「あ!此処だぜ!」
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