追随…

3/5

1530人が本棚に入れています
本棚に追加
/500ページ
幸長「あれかよ~!見るからにヤベーなぁ…」 真理子「あれれ~」 幸長「真理子サン、またですか?」 真理子「キャハハ!」 四人の目に写るマンションは、およそ十階立てで、ほぼ全面が硝子張りの高級リゾートマンションであったかの様に見えた… 秀樹「車が停まってるな…誰か乗ってるみたいだな?」 真理子「先客サンだね~人気のスポットって感じ!」 硝子が所々割られ、銀色の巨大な鏡の中から、誰かがこっち側を覗き見ている… そんな風にも思えて来る程に、不気味な感じが漂っている… 秀樹(ん?ドアが開いてるなぁ…何でだ?) 幸長「つうかあ…誰もいねぇけど…閉めといてやっか!……………ん?…………………あれは~茄子じゃん!…こいつら…い、い、い、命の茄子を忘れて行ってる?!有り得なくね?!」 佑里子「幸長~ふざけ過ぎ~」 幸長「はいはい、すんません」 秀樹「あぁ!そうだ!絶対忘れちゃイケないのが…入り口に在る慰霊碑の蝋燭を、一人づつ、付けるんだってよ!やらねぇとマジで………だって!」 幸長「おいおい!脅かすなよ~」 秀樹「真理子~傍に居ろよ!」 幸長「お!佑里子!傍に居ろよ!」 秀樹は幸長を見て舌打ちをする「ちっ!なんでもいいや!行くぞ!」 4人は先客(一幸…達)の車を後にしてマンション(茄子の館)の入り口までやって来た… ズゥーン 圧倒… された… 誰ひとり… 口も聞け無い… (帰りたい…) その一言すら… 4人… 全員が… 言葉に出せ無い… 出させてもらえない… 幸長(逃げるしかねぇ…) 果たして可能なのか… 秀樹(茄子の館…?とんでもねぇ…) 怪物がいやがる… 間違いなく… 息を潜めてる… 入ったら… 生きて… 出られ無い…
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1530人が本棚に入れています
本棚に追加