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「あたし、静恵!柄澤 静恵!よろしくね」
と彼女はニコッと笑う
その子の笑顔はとても可愛いかった
静恵「ところでさ!君の名前は?」
竜平はハッと我に帰り自分の名前を名乗る
静恵「竜平?へぇ……。君が…」
静恵はまじまじと竜平の顔を見た
竜平は少し後ずさりした
竜平「な…なんです?どこかで会いました?」
静恵「ううん、竜平クンよろしくね」
静恵はニコッと笑う
一瞬戸惑ったが照れ笑いをしながらよろしくと答える
竜平「というよりさ!なんであんなとこから登って来たの!?」
竜平はその疑問を彼女の笑顔で忘れかけていた
チッ
竜平「へ?」
静恵「な…なんでも無いよ!ちょっといろいろあってさ……逃げ出して来ちゃった」
静恵はテヘッと舌を出して答える
静恵「ところでさ!君これから暇?次の授業サボるよね?」
静恵は不適な笑みを浮かべて竜平を見る
竜平「まぁ……暇だけど……」
ぶっちゃけサボろうとは考えていた時もあったけど次の授業には出るつもりだった
そこまで言葉にすると一瞬で空気が変わる
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