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竜平のバイトは自営業の飲食店で調理補佐をしている
2、3時間程度だが疲れるんだよな…
竜平ははぁ~と深い溜め息をついて裏口から店を後にした
自転車に乗る前に携帯を見ると静恵からのメールだ
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こんチヮ!
今日屋上で話した静恵だよ
いきなりだけど…
バイト終わったら〇〇公園に至急来てもらえるかな?
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竜平は静恵が待つ公園へと全速力で向かった
公園に着くと電灯の下にあるベンチに小さな体を震わして待つ静恵の姿があった
竜平「ハァハァ…どうしたの?」
静恵はホッカイロで手を温めながら竜平を見る
静恵「ホントに急いで来たんだ……」
静恵は立ち上がり竜平に小さな箱を手渡した
静恵「上手くできなかったけど……これあげるね」
竜平は箱を開けると丸いチョコが入っていた
静恵「恥ずかしいから今食べちゃって!」
静恵はまたあの時の微笑みを浮かべていた
竜平は怪しいと一瞬思ったが一口で食べた
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