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竜平は教室に行くと指定された席へと座る
そしてカバンから携帯を取り出し、ゆっくりと…
いや…恐る恐ると言った方が正しいか
黒いボディの折りたたみ式携帯を開く
受信ボックスにメールがある事を確認すると
ビクビクしながらメールを開いた
もちろん
静恵
だった
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なぁ~?
昼休み屋上で飯な?
あとナァ~に頭気安く撫でてるの?
ァタシはそんなに安いヮケ?
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静恵さんご立腹~~!!
急いでメールを返そうと時間を見ると受信34分
現在38分……
4分経過中
急いで了解の返事とごめんなさいを付けて送り返した
教室では、新しいクラスメイトと仲良くなるためなどの雑談等が繰り広げられている
しかし、その一方廊下側の後ろから3番目の席に座っている竜平は携帯と睨めっこ
静恵からのメールを手に汗握って待っていた
「そんなに携帯を見て何が楽しい?」
竜平「ちょっとまて!静恵からメールを……待って……だぁぁぁ!」
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