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声をかけたのは静恵だった
静恵は笑いながら廊下側の窓を開いて竜平を見ている
竜平「わッ!その…静恵!4分遅れてごめんなさい!!」
静恵はニコッと笑い口を開いた
静恵「4分じゃねぇ………5分だ!だからわざわざ迎えに来てやったんだぞ!?」
静恵は竜平の胸ぐらを掴み、近くまで引き寄せた
竜平「ゎゎわ…ごめんなさい!!これぇ!」
竜平はポケットからイチゴミルクの飴玉を取り出し静恵に渡した
静恵「…あッ!……」
静恵は笑顔で飴玉を受け取ると口に投げ入れ、舐め始めた
竜平はボーっと静恵を見ていた
と言うより見とれていた
それはいつもの事だけど何回見ても見飽きない程幸せそうな顔
イチゴミルク味の飴玉を舐めてる時にしか見れない
凄く素敵な顔だ
静恵「何見てんだ?顔赤くして変態か?それより…忘れんなよ?」
竜平はハッと我に帰った
竜平「ぉ…ぉう!って何を?」
静恵「………ぃい度胸してんじゃねぇか……」
バキッ!!!
彼女の右ストレートがモロ顔面に入ってしまった
竜平「す…すひません………昼、屋上で飯」
静恵「よろしい。じぁな」
静恵はそう言い残すとその場を歩き去った
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