序章

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ザァァァァァ さながらの雨季、毎年ながらだが学校まで傘をさして行くのがめんどくさい。 しかも今日は豪雨、いつもよりかなり大降りだ。 しかめっ面で傘を開き頭上に持ってくる。 鞄よし ケータイよし 生徒手帳もあるな あれ、家の鍵は…………よしあったあった。 『行ってきまーす。』 誰も家に居ないから言っても意味はないんだけど… 言わないよりはなんかいい。 通学路は空き地やら空き家などで人通りはまったく無いに等しい いつもなら近所に住んでる俺のクラスメイトが走ってくるはずだが今日は来ないみたいだ 『……?』 なんだあれ、空き地に人形が捨ててあるや。外国の人形か…… その時は ただ そう思っただけ。
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