突然の知らせ

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私、如月リリ。今日でやっと19歳。 先月、長かった受験戦争が終わり、晴れて大学生になった私。 今日は、誕生日だから親子水入らずでパーティー。 目の前にいる、なぜか白衣をきた中年のおじさんは、自称天才博士で、いつも何か怪しい実験や研究をしてる、あたしのパパ、如月真(キサラギマコト)。 なんで、ずっと白衣を着ているかというと、「白衣は僕の友達」だからだそう。 一応これでも食べていけてるから、そこそこいい身分らしい。 これは、あくまで推測。と、願望。 そして、あたしの隣にいる、腰までの長い髪を一つのみつあみにして、優しそうな女性が、あたしのママ、如月緑(キサラギミドリ)。 ママは優しくって、綺麗で、あんなパパのことが大好きな人。料理だって、そこらへんのレストランに負けないくらいおいしい。 つまり、私の憧れ。 ママは悪い冗談言うような人じゃないし、パパも頭はいかれてるけど、嘘つきじゃない。 これって、現実!?夢っ?? 自分のほっぺをつねってみる。 「痛っ、夢…じゃない…」
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