四章:擦れ違う心

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「無理しなくていいよ……好きな人の記憶が無い僕なんて……いらないよね‥‥」 「なんでそうなるんだよ!?」 信じられない言葉にアスランは呆れてしまう。 自分はこんなにもキラを好きでいるのに…… 「だって、アスラン…君との思い出が消えていくんだよ?…僕、明るく振る舞ってても不安で……君の傍に居ると胸が苦しいんだよ!」 涙を流し、叫ぶ。言葉を聞いたとき、ズキッとアスランは胸が痛んだ。 「なんで……そんな事言うんだ?……」 アスランの声は震えていた。 「だって!!!アスランのことが思い出せない自分がイヤで……」 「だから嫌いとか言うのか?」 「だって……もう……」 「…わかった……もう、いいよ……お休み!」 アスランは冷たく言い放つ。気持ちを分かってくれないキラにムカついた。 キラをおいてアスランは部屋を出ていった。キラはその場に崩れた。もう泣くしかなかった。 焦らなくていいんだよ…… あなたも…… →
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