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「無理しなくていいよ……好きな人の記憶が無い僕なんて……いらないよね‥‥」
「なんでそうなるんだよ!?」
信じられない言葉にアスランは呆れてしまう。
自分はこんなにもキラを好きでいるのに……
「だって、アスラン…君との思い出が消えていくんだよ?…僕、明るく振る舞ってても不安で……君の傍に居ると胸が苦しいんだよ!」
涙を流し、叫ぶ。言葉を聞いたとき、ズキッとアスランは胸が痛んだ。
「なんで……そんな事言うんだ?……」
アスランの声は震えていた。
「だって!!!アスランのことが思い出せない自分がイヤで……」
「だから嫌いとか言うのか?」
「だって……もう……」
「…わかった……もう、いいよ……お休み!」
アスランは冷たく言い放つ。気持ちを分かってくれないキラにムカついた。
キラをおいてアスランは部屋を出ていった。キラはその場に崩れた。もう泣くしかなかった。
焦らなくていいんだよ……
あなたも……
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