序章:ささやかな時間(トキ)

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「キラはいろいろと考えすぎだよ!世界はちゃんと動いている!カガリだって精一杯やってるんだから……」 「そうだね……」 キラはアスランの言葉に少し安堵する。だが安堵する中でうまくいき過ぎているのが恐かった。 キラはアスランを抱き締める。 アスランも応えるようにキラを抱き締める。 こうしている時だけキラはアスランのことだけを想い全てを‘無’にすることが出来た。 その夜は静かに更けていった。 →
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