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それから数日が過ぎたがキラの記憶が戻る事はなかった。
「どうして、記憶が戻らないのでしょう?」
ラクスは不思議そうに言う。
「その前になぜ記憶がなくなったかだ。やっぱり倒れた時に頭を打ったからか?」
「……違うと思う」
「じゃあ何だっていうんだよ!」
カガリは訳の分からないキラの記憶喪失に苛立ちを隠せない。
何も出来ない自分が嫌なのだろう。
「‘心’の問題でしょうか?」
「その可能性が一番だと俺は思う」
「じゃあ原因を突き止めなきゃ駄目じゃないか!」
「あぁ……しばらく様子を見るしかない……」
アスランは真剣な面持ちで言った。
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