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「ねぇ……アスラン?何か隠してない?」
ある日、真剣な顔でキラがアスランに尋ねた。
「どうしたんだよ急に……;」
「いいから!」
キラは真剣だった。
アスランはどうしていいか困った。最近、記憶が無いという確信が無かったアスランは何気なくキラを避けてしまっていたのだ。
それをキラは敏感に感じていた。
「答えて!」
「それは……」
「いえないんだ……そうだよね…記憶が無いなんて言えないし、認めたくないよね…嫌いになったよね…」
涙ぐみキラはアスランを見つめる。
「そんなこと……」
「ウソ!分かってるから!!…嘘つかないでよ…傷付いたりしないよ!?…」
「違うよ……俺は…(キラを傷付けるんじゃないかって黙ってて……)」
アスランは言葉に詰まる。
どう言えばいいかわからない。
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