序章:ささやかな時間(トキ)

8/11
前へ
/32ページ
次へ
しなやかな指が傷口を撫でる。 「いっ……///……」 「大丈夫!ちゃんと消毒するからⅤⅤ」 アスランはキラの腰を起たせると傷口を舌で舐めた。 ‘うっ……’とキラは呻く。 アスランの唾液が傷口を濡らしていった。 「はい!終わりよくなっただろ?」 満面の笑みを浮かべている。 「……まぁ、ね………アスランのバカ…」 キラは小声で言う。だが、至近距離では無意味だった。 →
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加