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俺たちは、走って公園に向った。こんなに走ったのは何年ぶりだろう。俺たちは、バカみたいに、全速力で走った。やっぱり、愛那は公園の入口の小さな階段で泣いていた。
『お前、ちっとも変わってないな』
『えっ!?何のこと?』
上目遣いで俺を見た。
カワイイ、そんな目で見るなよ。
『お前が忘れてるじゃん。ここ初めて、お前とあった場所じゃん。』
『思い出したの?』
『ゴメンな』
『しょうがないから許してあげる』
久しぶりに愛那の笑顔を見た。昔と変らない天使みたいな笑顔だった。
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