再会 直SIDE

4/7
前へ
/86ページ
次へ
俺たちは、走って公園に向った。こんなに走ったのは何年ぶりだろう。俺たちは、バカみたいに、全速力で走った。やっぱり、愛那は公園の入口の小さな階段で泣いていた。 『お前、ちっとも変わってないな』 『えっ!?何のこと?』 上目遣いで俺を見た。 カワイイ、そんな目で見るなよ。 『お前が忘れてるじゃん。ここ初めて、お前とあった場所じゃん。』 『思い出したの?』 『ゴメンな』 『しょうがないから許してあげる』 久しぶりに愛那の笑顔を見た。昔と変らない天使みたいな笑顔だった。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加