20人が本棚に入れています
本棚に追加
『僕、藤木屋行って来るね』『じゃあ俺も行こうかな』
硫と颯の声がそろった。
皆、直と愛那に気を使ったのだ。
藤木屋とは、この街に唯一ある駄菓子屋みたいな感じの店である。
愛那と直は、公園に取り残されてしまった。
『愛那ちゃん、幾つだっけ』『中三、春から堂園学園に通うんだ。』
『マジ!!俺らも堂園だよ』
『ホントゥ!!』
『あぁ、また一緒だな』
『でも、いいのかな?』
『硫も、颯も、一樹も多分一緒の事いうと思うよ』
『ならいいんだけど』
二人は、思い出話にふけっていた。
最初のコメントを投稿しよう!