再会 直SIDE

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『僕、藤木屋行って来るね』『じゃあ俺も行こうかな』 硫と颯の声がそろった。 皆、直と愛那に気を使ったのだ。 藤木屋とは、この街に唯一ある駄菓子屋みたいな感じの店である。 愛那と直は、公園に取り残されてしまった。 『愛那ちゃん、幾つだっけ』『中三、春から堂園学園に通うんだ。』 『マジ!!俺らも堂園だよ』 『ホントゥ!!』 『あぁ、また一緒だな』 『でも、いいのかな?』 『硫も、颯も、一樹も多分一緒の事いうと思うよ』 『ならいいんだけど』 二人は、思い出話にふけっていた。
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