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バスから降りるとチャラ男達も降りて来た。
住所だけ書いてあるメモじゃわからないな。
『はぁ~』
仕方ないからチャラ男達に道を聞いて見る事にした。
『あの~・・・すいません』
後からチャラ男達に声を掛けた。
金髪の男が振り返り、返事をした。
『なに?俺らになんかよう?』
ちょっとキレかかった口調で返事が帰ってきた。
『あの~、道を教えてもらえませんか?ここにいきたいんですが・・・』
住所を書いたメモをみせた。『あっ!!ここ直ん家の近くじゃね?』
直、今この人直って言ったよね。
ちょい長めの黒髪の男が・・・『ホントだ。オレん家の目の前だ、ってことは、ご近所さんになるって事か、俺、橘直よろしく』
タチバナナオ、タチバナナオ橘直!!
『直お兄ちゃん・・・』
ボソっとつぶやいた言葉が茶髪の髪のひとに聞こえていた。
『こいつ、今、直お兄ちゃんって言ったぞ、もしかしてお前、愛那ちゃんなのか?』
愛那はうなずいた。
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