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☆
“生き物の命は皆同じ”
その定義は崩された
さしのべるその手は偽善と甘えを忍ばせ
奪うその手は自己の正当性と欲望だけを携える
優しさとか平等なんて言葉はとうの昔に滅びたの…
だって…
まさに今…
私は
君は
貴方は
誰かは
世界の端から端の知らない人達は
邪魔だと思う命を消し、
救われない、恵まれない命にただ涙を流す動作をする
同じ命なら見る事のない世界を
素晴らしく分かりやすい毎日という日常が解説付きで教えてくれて、私らその表面だけを理解する
良かったね
ラッキーと呼ばれる世界の私らは
とりあえず命という単語を覚えて
とりあえず 討論して
とりあえずちょっと活動すりゃ
偉い 優しい 思いやりのある人間になれるもんな
バカバカしい
そんなだから命はいつまでも同じになれないんだ
哀れむ中のその心
見下す瞳の中のその心
差別を産み出す元になる可能性があるってのに…
命は同じって誰が言えるんだろう?
きっと答えは出せない
ただ分かるのは
命は不平等
それだけなのだ
あんなに学んで出た答えは…
だから 私の中に渦巻く彼らを助けたいという気持ちも…
定義の中の偽善なんでしょうか…………………………………………………………………
………ね?
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