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魂の色は、単純な単色なんかじゃない。
例えば、単に"赤"といっても、暗い"赤"もいれば、明るい"赤"もいる。
グラデーションみたいに、濃い"赤"から薄い"赤"になってる奴もいれば、"黄"や"オレンジ"が混じっている奴だっている。
でも、魂の色が見える事さえ気にしなければ、僕は只の少年だ。
(魂の色が見える時点で、徒者じゃないけど)
僕は、そんな不思議な力が、嫌いだ。
大嫌いだ。
だって、普通の人には、無い力でしょ?
小学生の時に、仲のいい友達にこの話をしたら、気味が悪いと避けられた。
それ以来、僕は誰にも話していない。
自分の親にだってさ。
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