第一章~始まりは残酷に~

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~『バルティラス』休憩室~ …今、かなり居づらい… …なぜ、オレは此処にいるんだ… …何の為に… …なんで、オレとエリオとレティ提督の息子以外女性陣で構成されてんだよ… オレは隅の方で壁にもたれかかりながら悪態をついていた …それにしてもむこうは賑やかだな… 「久しぶり!ティア♪」 少しボーイッシュな外見の女性がティアナに抱き着こうとしているが 「ったく変わってないわねスバル」 難無くティアナは頭を掴み、止めた 「お互い様だよ~」 「あんたに言われたかないわよ…それよりエリオ、キャロはどうしたの?」 辺りを見て人が足りないのが気になりティアナが聞き 「あ、キャロは次の目標地点で皆さんと一緒に待機してます」 エリオは難無く普通に返している …そうか、あいつら前に一緒の部隊に居たんだったな… 確か…機動六課だったな そんでもって隊長陣が全員Sランク以上って言う化け物部隊… …意外と知ってんなオレ… そんな事を考えていた時 「あの~」 一人の女の子がオレに話しかけてきた …子供? 何故、こんな戦闘艦に? 色々な事を考えながら 「どうしたんだ?お嬢ちゃん」 その場にしゃがみ目線を合わせる 確か、子供と接する場合は目線を合わせた方がいいんだったな
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