第一章~始まりは残酷に~

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するとその女の子は手に持っているコーヒーが入った紙コップを差し出し 「えっと、どうぞ」 「……ありがとな」 オレが紙コップを受け取ると女の子はいつの間にか居たフェイトの元へ走り、抱き着いた 「渡してきたよ?フェイト『ママ』♪」 「ありがとね♪ヴィヴィオ」 そう言ってヴィヴィオの頭を優しく撫でた …ママか… …ママ? 「フェイト、あんた結婚してたのか?」 その言葉に周りに居る全員がオレを見た …なんだ? …聞いちゃいけない事聞いたのか? 辺りの注目を浴びたオレは少し恥ずかしく思えてきたが 「あ~、そのですね~」 「フェイトさんはヴィヴィオの保護者兼後見人なんですよ」 そんなオレにスバルとティアナが説明してくれた …なるほど… …納得だな そんな事をしているといきなりアラートが響き渡った 「!はやて!敵襲!?」 フェイトは小さなモニターを出しブリッジと連絡をとり 「…そや、それに後ろの方になのはちゃんが…」 「…っ!フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、出ます!」 そう言ってフェイトは休憩室から飛び出した 「フェイトさん!」 「はやて隊長、私達も出ます!」 モニターを見てティアナが出撃の態勢で言い 「わかった、くれぐれも無理せんように」 「はい!」 三人が息の合った返事をし、休憩室を出る オレとヴィヴィオが休憩室に残された 「…ヴィヴィオ、お前はここでじっとしてろよ?すぐに帰って来るからな」 そう言ってヴィヴィオの頭を撫で、休憩室を後にした 「…大丈夫だよね?レイジングハート…」 一人、椅子の上に膝を抱えて座り込んだ ~Go to next battle field~
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