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追い付いた時には遅かった
「フェイトォォ!」
オレは今出せる最大のスピードで落ちていくフェイトの腕を掴み、抱き上げた
「おい、大丈夫か!」
「…っ……」
くっ、出血が酷い
早く手当てしねぇと!
などと考えているとなのはが首を傾げながら
「あれ?見ない顔だね?新入りさんかな~?ま、いいか…一緒に消し飛ばしてあげるからね♪」
そう言いながら魔力をデバイスではなく手の平に集中させていく
…マズイ!この魔力は……
気付いた時には遅かった
「ディバイン…バスター♪」
なのはとの距離は15m程…さらにフェイトを抱えているため避ける事もままならない…直撃かと思えたが…
「………防御陣?」
オレの前に現れた青白い防御陣がオレ達を守ったらしい
そして後ろから男の声がした
「…そのような攻撃では俺の盾は壊せんぞ」
「流石ザフィーラさん♪盾の守護獣は今も健全ですね~」
「…フン、今のお前に返す言葉など無い」
そう言いながらザフィーラと呼ばれる男がオレの前に立った
「…強気でいられるのも今の内だ!」
ザフィーラが構えながら言い放つとなのはの後ろから一人の女性が斬り掛かろうとするが、まるで後ろに目が付いているかのように相手の剣先を片手で止め
「…そのようだね~…シグナムさんもいるんじゃ分が悪いや」
「ならば引け…高町」
「そうしよっかな~…じゃあね~♪フェイトちゃんによろしく~♪」
そう言うと剣先を離し自分がその場に居なかったかのように消えた
そして俺達は急いで艦まで戻った
~Go to Next Scene~
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