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一週間前…事件が起きた…
~第72管理外世界~
突然、警告音と共に局員の女性からの通信が入った
『…ちら…ラフィナ・オルケイス…級ロストロギアの確保…失敗……現在…撃を受け………黒い羽が………』
だが、途中で通信が途切れた
それが彼女の最後の言葉だった
~時空管理局・地上本部~
「……以上が今回の報告です」
オレはごたごたした中、上官に報告を終える。
そして上官は残念そうな顔付きで言葉を口にする。
「よろしい…今回の事件は…残念だったね…」
思ってもない事をよく言えるな…
「…いえ、あいつは任務で死ねる事を望んでいたみたいですから…」
あいつはいつも言っていた…『私は任務で死ねるなら本望よ』って…
でも、本当にそれが本望だったのだろうか…
「……聞いているかね、アジル一等空尉?」
急な上官の言葉で自分の世界から引き戻された
「え、すみません…何の話でしょうか」
「いやなに、新しい任務で君には『アースラ』に乗艦してほしいのだ…」
…あの事件の後だ…あまり任務にはつきたくなかった…だが役職上断る事ができない
「『アースラ』…ですか?あまり聞かない艦ですね」
「知らないのも無理はない…あれが活躍したのは今から12年前の『闇の書事件』の時だからね」
12年前の艦がまだ動いてるのか?おかしな話だ…
まぁいい…早くこの任務を終わらせてあいつの墓参りに行かないとな……
そう思いながら上官の話を聞いて任務につく事になった…
~Go to Next!~
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