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「なんじゃ坊主?メインメモリならここじゃぞ~」
「ありがとうございます、それと坊主はやめて下さいよ」
局員はトランクを受け取り苦笑いした
「あの、こちらの方は…」
局員がオレを見ているのに気付き
「…あぁ、オレはアジル・シュナイザー一等空尉だ。君は?」
「申し遅れました、エリオ・モンディアル、二等陸士です」
敬礼しながら自己紹介をして
オレは位が高いから普通にしていればいいが………
あ……
少将だ…
「…先程のご無礼、申し訳ありませんでした!」
前に立っている『少将』に深々と頭を下げる
…何してんだかオレ…
「かまわんよ、ここじゃ階級なんぞ意味がないからの」
笑いながら返された
「そぅじゃエリオ、こやつは『アースラ』にようがあるみたいじゃぞ?」
「え?そうなんですか?」
エリオが不思議そうな顔でオレを見る
「あぁ、今日から『アースラ』所属になったからな」
「そんなんですか!あ、八神部た…じゃなかった…八神一佐にはもうお会いになりましたか?」
…八神一佐?
駄目だ、色々ありすぎて思い出せん
まぁいい、一度会わないと話が解らないからな
「いや、まただ…よかったら案内してくれないか?」
「はい!僕も八神一佐には用があるので…では案内します」
そういいながらエリオは先頭を歩き出したが途中で立ち止まり
「アカハシ少将~そろそろ戻られたほうがいいですよ」
「そうか~!…アジルよ~気を引き締めんと足元すくわれるぞ~」
少将は手を振りながらオレ達を見送り
…あれでよく少将にあがれたもんだ…
そう思いながらオレは応接室へとむかった
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