精巧すぎるロボット

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たくさんのモニターが並ぶ部屋。 白衣を来た男達が、何やら話をしている。   『博士!やりましたね! 大成功ですよ!』   『ああ…やったな。 我々は遂に完成させた。 恋と言う人間独特の感情。 その感情を持ったロボットの開発に成功したのだ。 皆、長い間ご苦労だった』   『では博士。さっそく回収しに参りましょう。』   そう言うと、男達は部屋を出ていった。   正面のモニターには、男女が寄り添って横たわっている映像が流れている。 二人とも幸せそうな顔だった。   そして、その男の首には 電源の様なスイッチが見えた……             ー完ー
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