君の暖かい手に

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  君を助ける為の僕が 君に助けられてしまっていたんだ。   僕は何て罪作りな存在なのだろう。       閉ざされた世界の中で生きるのが普通の僕に 君は…それを許すかのように微笑んでくれた。       僕は狂っている。     だけど思い出した。   僕は望んで狂ったのだと。     僕自身の幸せのために。      君のためじゃない、僕のために。     君と共に…一緒に幸せになりたかった僕のために。             君が笑う姿を見る事が僕にとっての幸福だったから。  
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