23人が本棚に入れています
本棚に追加
君を助ける為の僕が
君に助けられてしまっていたんだ。
僕は何て罪作りな存在なのだろう。
閉ざされた世界の中で生きるのが普通の僕に
君は…それを許すかのように微笑んでくれた。
僕は狂っている。
だけど思い出した。
僕は望んで狂ったのだと。
僕自身の幸せのために。
君のためじゃない、僕のために。
君と共に…一緒に幸せになりたかった僕のために。
君が笑う姿を見る事が僕にとっての幸福だったから。
最初のコメントを投稿しよう!