お話の作り方1

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余所からアイデアを借りて作品のコンセプトを決める、あるいは主人公の性格や設定を細かく決めて舞台を整えるにしても、次の段階からが難しくなっていきます。   「主人公の目的は何なのか」です。    金儲け、魔物に両親を殺された復讐、自分の名誉のため、恋愛が目的と理由だけなら簡単に思い付いても、その具体的な行動を描写するのが難しいんです。    ここから最初の方で出てきた 「書かなければならない内容」 「書きたい内容」 「書かなくていい内容」 「書き忘れる内容」 がもぐら叩きのように、あちこちから顔を出してくるんです。  なので、最初の方でも言いましたように、長編を目指すのではなく短編を書き、その続きをまた短編で繋いでいくようにして、作品を作って下さい。  小説ならば、800字詰め原稿用紙に約20枚分で。  漫画ならば、一話を16頁以内に纏めてお話を作って見てください。  一見難しいですが、国語で習った作文の文法「起承転結」を思い出しながら書くと少し楽になります。  起承で各3頁ほど(ラノベは4頁くらい)、転結で残り10頁の配分を書くとよい塩梅になるかと思います。 まずは短編プロローグを書いてみましょう。
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