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グリーフワーク②
遺族としての悲しみに どのように対処したらよいかには、マニュアルはありません。
人それぞれ 状況の違いが大きいからです。
そのことを理解したうえで、次のようなポイントに注意してください。
①無理に気を張らない
『しっかりしなければ』『頑張らなければ』と 自らを励ましたりすることは 心に大きな負担になります。
②悲しむことを避けない
悲しみは 悲しむことによってしか解決しません。
周囲の人も 辛い死の現実を、曖昧にしないことこそ大切です。
③話を聞いてもらう
もし、心を許せる人がいたら 自分の悲しみをぶつけても よいでしょう。
聞く人も上から目線ではなく、遺族と同じ目線で 耳を傾ける態度が必要です。
アドバイスや説教は不要です。
大きな悲しみの場合は『聞くだけ』『聞いてもらうだけ』が大切です。
④孤独にならない
しばしば孤独感が強くなり、部屋に閉じこもりがちになりますが、気分がよいときは 外出も心掛けましょう。
⑤悲しみの体験を分かち合う
家族の死に出会った体験のある人と接することで、共感し合うことができたりします。
⑥事務的煩雑さを避ける
死後の さまざまな事務的な処理は煩雑なもので、精神的な負担になります。
負担に感じたら、遠慮なく他の人に代行してもらいましょう。
⑦笑いや休息も必要
悲しみというストレスには、笑い・ユーモア・休息は必要です。
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