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ゲジ…
いい加減にしろよ…
返事が聞こえたら、怖いじゃねぇか…
私は 空耳だと自分に言い聞かし、電気を消そうとした瞬間…
ばたーん…
祭壇の後ろに立てていた屏風が倒れ…
『もう いいよ~』
先程の声より ハッキリと…
さすがのゲジも聞こえたらしく、私とゲジは すぐさま、その場を逃げ出しました…
そして住職のところに行き、起きた事を報告しました…
住職は…
『たぶん霊は あなた達と遊んでると思って憑いてくるよ』
『すぐに 戻って、遊べないって あやまってきた方がいいよ…』
ゲジ~…
まったく 余計な事をしやがって…
私とゲジは恐怖と闘いながら戻って、あやまってきました…
その後、葬儀は何事もなく終了しましたが…
いったい あの声はなんだったのでしょうか…
そして もし あやまりに行かなかったら、私達はどうなって いたのでしょう…
またまた 私がゲジに殺意を抱いた出来事でした…
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