忌と喪

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忌と喪

みなさんも忌中、喪中とゆう言葉は聞いたことがあると思います。 今回は忌と喪について触れてみたいと思います。  『忌』 古代インドでは人間は輪廻転生すると考えられ、死んで次の生を得る間の期間が49日とされています。 この49日間は死の穢れが強い時期とされ、遺族は祭りなどにでることなく、謹慎して家にこもります。 これを忌中といいました。 忌中は、遺族が日常生活から離れて死者の弔いに専念し、精神的な傷を癒して日常生活に復帰する期間です。  『喪』 喪に服する期間である喪中は1年間(13ヵ月)を指します。 中国の儒教の儀礼では、三回忌(2年目の忌日)を大祥忌といい、その日をもって日常生活に復帰していました。 死後1~2年は残された者の死者への思いが息づいている期間でもあり、人によっては喪中は三回忌あたりまで続いていると考えてよいでしょう。 しかし、現在は忌も喪も、だいぶ省略されてきています。 忌中の49日は7日ごとに法要を行うのが本当ですが、告別式の時に初七日、納骨の時に七七日を行う、あとは省略… そんな人が増えてきています。 現在は、あまり昔の形式にとらわれない傾向にあります。 仕事の都合や、地方に 散らばっている親族の都合などを考えれば、仕方がないのですが… 一番大切な事は、故人に対する思いなのです… 故人に対する思いがあれば、省略しても問題はないと思います… 葬儀屋マメ知識でした。
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