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次は逆の発想です。
2、難易度上昇パターン
1とは逆に、ドラえもんが強すぎるなら敵をさらに強くすればいい、という訳です。
この方法のいい所は、ドラが弱くなる必要がないので、秘密道具なんかもバンバン登場して物語が非常にダイナミックになることです。
また、1のような理由付けも必要ありません。
万能キャラなんだから何でも解決出来る力を持ってる
↓
でも敵も同じくらい強いので苦戦する
ドラの強さを損なわず、なおかつピンチも演出出来るという訳。展開が早いので見ていて楽しいのも特徴です。
……ただし欠点もあって、まず敵がドラよりも強い、という事を納得させること。
読者に「敵あんま強くないのにドラ苦戦しすぎじゃね?」と思われてしまったらクライマックスも盛り上がりません。
実際藤子先生が使っていたのは、「敵がドラえもんより更に未来から来ていた」 「敵の数が何万といる」 等々……
後もうひとつ、この手法を使うとドラ以外のキャラが目立たない、というのがあります。
のび太はもう一人の主人公ですので、それなりに物語に絡めるんですが、残りの三人の影がどうしても薄くなってしまいがち。
ぶっちゃけ秘密道具を使わせる兵士の役割になってしまう。
このパターンの作品は物語が派手ですし、秘密道具も使いたい放題なので人気が高いです。
ただ、大味になってしまいやすいので、藤子先生は他のパターンと組み合わせて使ってますね。
でもやっぱ、フルパワーのドラえもんは見ていて痛快だなぁ。
私もこのパターンの作品好きです。
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