1/1
前へ
/383ページ
次へ

アンコール アンコール アンコール アンコール…。 鳴り止まぬ、拍手と喚声。 スポットライトの先には、抱き合う3人の姿が! 会場内は、興奮と感動に包まれていた。 ジャーン ジャラ ジャジャラ ジャン♪ 『何? 夢?』 『もしもし、千夏? いつまで寝てるの? 早く、起きて。遅刻するなよ!』 『何? もう、いいところだったのに…。』 『何が?』 『何って… 夢が!』 『夢? 子供じゃないんだから。早く起きなさい。遅刻するなよ!』 『遅刻するなよって…今日何があるの?』 『打ち合わせ!って言っただろ!』 『そうだったっけ?』 『○○ホテルに、14時だぞ。 遅刻するなよ!』 ガチャ!プープープー! もう!せっかちなんだから! 用件を言うと、一方的に切った。 あぁでも、いい夢だったな~。 スポットライトに照らされた、自分達の姿。 もう少し見たかった! それはまるで、大好きなアイドルと、あともう少しでキスをする…そんな時に、目が覚める。 そんな感じだろうか?
/383ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加