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夢
アンコール
アンコール
アンコール
アンコール…。
鳴り止まぬ、拍手と喚声。
スポットライトの先には、抱き合う3人の姿が!
会場内は、興奮と感動に包まれていた。
ジャーン ジャラ ジャジャラ ジャン♪
『何? 夢?』
『もしもし、千夏? いつまで寝てるの? 早く、起きて。遅刻するなよ!』
『何? もう、いいところだったのに…。』
『何が?』
『何って… 夢が!』
『夢? 子供じゃないんだから。早く起きなさい。遅刻するなよ!』
『遅刻するなよって…今日何があるの?』
『打ち合わせ!って言っただろ!』
『そうだったっけ?』
『○○ホテルに、14時だぞ。
遅刻するなよ!』
ガチャ!プープープー!
もう!せっかちなんだから!
用件を言うと、一方的に切った。
あぁでも、いい夢だったな~。
スポットライトに照らされた、自分達の姿。
もう少し見たかった!
それはまるで、大好きなアイドルと、あともう少しでキスをする…そんな時に、目が覚める。
そんな感じだろうか?
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