❤バスケ王子と姫の赤面❤

✨ひとめぼれ✨

『明日ひま？』

『まだ課題終わってないんだ。』

『そっかぁ』

『舞終わったの？』

『うーん…まだ。』

『早く終わらせなよ!!』

『そういえばそうなんだけどぉ…』

送信♪

画面には『送信しました』の文字。

あたしは瀬戸 舞。
特別成績が良いわけでもないし、得意科目もない極平凡な高校二年生。

唯一の得意なことは携帯の早打ち。

家から出るのはあまり好きじゃない。
いわゆる『出ず症』ってやつ。

♪♪♪

奈子からメールだ！
奈子とはよくメールする。

『そういえばあたし今ハマってる人いんだよね。』

『誰？』

『あのね【水木颯矢】ってゆうんだよね。』

【水木颯矢】？

聞いたことない。

『誰それ。』

『あぁ…知らないよね。スポーツ選手なんだけど…』

『へぇ…イケメンなの？』

『そうなんだぉ～チョーかっこいいのぉ』

『そっかぁ。でも、奈子って彼氏居たよね？』

『彼氏も好きなんだって！』

なんか、てゆうかある意味スゴいかも。

『ぢゃ、舞おやすみぃ♪』

『ぅん。すみぃ☆』