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地下都市アンツヒル。
地下に建てられた巨大高層ビル型都市に、俺たちは住んでいるらしい。
アンツヒルには、二つの居住区があるらしい。
超、解りやすく言うと、真上から見たら目玉焼きのような地形をしているらしい。
中央(黄身部分だな)に住むヤツをセンター住民。
その周り(白身部分)に住むヤツをサークル住民。
そう呼んでいる。
センターとサークルの間には、運河があり、二つを繋ぐために数か所のブリッジゲートが設置されている。
それらは、全てセンター住民のヤツラが管理していて、サークル住民が、センターに行くなんて…カナリ特殊なことが無い限り有り得ない。
逆行するのは、カナリ簡単らしいけど。
『らしい』っつ~のは、全て噂で聞いた事だからだ。
実際にセンターに行ったことも、自分が住む世界の形を直視したこともないので、『らしい』だ。
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