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「助かりますっ!」
「なん、こんなもんでよければ任せて下さい!」
深々と山下総隊長は三人に向かってお礼を申し上げる。
鼻の頭を掻きながら正田は余裕の態度をとる。
「それでは僕等は仮眠させて頂きます。」
名家の出身で涼しげな顔立ちの須賀がクールに言う。
特殊能力者は放出した調味料の量に比例して眠気に襲われる。
一日に放出できる調味料は、マスタークラスで1リットルくらいだ。
「これで隊員達の食欲が上がります。」
山下総隊長は安堵の表情を浮かべた。
ところがその思惑とは違い、食いしん坊達の不満があがった。
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