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レストランの近くまで来たが混乱している人達で前に進めなくなっていた。
「ロンドン警察です!皆さん!落ち着いて下さい!ゆっくり避難して下さい!」
大声で誘導を呼び掛けるが誰も聞く事をしない。
皆パニックで冷静を失っている。
人混みの中俺はレストランに向かって進んだ。
やっとでレストランが見える所まで来た。
レストランの前にジュリーが立っていた。
俺は手を上げてジュリーを呼んだ。
「ジュリー!」
ジュリーは俺に気付いた。
ジュリーは手を上げて俺の所に軽く走りながら寄ってた。
その時、ジュリーの後ろに上半身の裸の男が立っていた。
「ジュリー!!逃げろ!!!」
必死にジュリーの所に走った。
パァーン
何故か銃声の音だけが聞こえた。
ゆっくりとパトカーの音が聞こえて来た。
ジュリーは頭から血が流れながらゆっくりと微笑みながら倒れた。
俺は目が開けられない程に涙が出ていた。
俺はジュリーの所に駆け寄って膝まずいた。。
俺はジュリーの頭をそっと俺の膝に乗せた。
「ジュ…………リ」
言葉が出ない。
死にたくなるぐらい
涙が出てきてる
悔しい
悲しい
もっと一緒に居たい
もっと笑顔が見たかった
もっと喋りたい
ジュリーとの思い出が一気に頭に出てきた。
遅れてロンドン警察が来て上半身の裸の男を取り押さえていた。
俺の涙が雨と変わって降っていた。
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