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あの事件から一ヶ月がたった。
あの事件から警察官を辞めた。
酒を飲む毎日になっていた。
毎日の様にバーで酒を飲んでいた。
バーのマスターが声をかけた。
「ジャック!そろそろ酒を辞めな!じゃないと普通の暮らし出来ないぞ!」
俺は笑った。
「普通の暮らしなんかいいんだよ!俺は………このままでいんだよ~ハハハハハハハ」
狂った様に大声で笑う俺に隣の席に一人の女が座った。
「ウォッカ」
女はマスターに酒を頼んだ。
「かしこまりました。」
マスターはゆっくりと氷の入ったグラスとウォッカの瓶を出した。
ジャックは席を立って他の席に行こうとした。
「今運び屋の仕事をする人をさがしているわ、やらない?」
仕事の勧誘をしてきた。
俺は無視をした。
そのままバーから出た。
暗い町をフラフラしながら歩いていた。
俺はかなり酔っていた。
ベン署長が目の前に立っていた。
「ジャック!飲みすぎだ!少しは酒を控えろ!」
ベンはジャックの事を心配していた。
そして様子を見に来た。
「ウルサイ!俺に指図するな!」
あの事件以来人と喋るのが嫌になった。
ベン署長を突き飛ばした。
「ジャック!………ジャ……ク」
ベン署長は顔を歪ませながら悔しい涙を流した。
ジャックはベン署長を睨んだ。
一瞬意識が飛んだ。
気が付いた時にはベン署長が目の前で死んでいた。
俺の手には銃が握りしめていた。
何故か暗い道なのに
はっきりと見えていた。
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