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19××年
アレはやけに空が高い日だった…
「よう!新入り、今日からお前の相棒になるガチョピンだ!」
ファミリーに入りたての俺に紹介されたソイツは緑色のGUYであった…
「あ、私はモックで…」
「HEY!HEY!俺たちは相棒になるんだぜ!堅苦しい挨拶は抜きだ!とりあえずヨロシクな」
俺たちは固く握手をかわした…
相棒のガチョピンは緑の恐竜、俺は雪男で全身を毛に覆われている、雪男の俺は白い毛に覆われていた。
やがて時は流れ、俺たちはファミリーで武闘派として勢力を強め、みるみると成り上がって行く。
「サイレント・キラー」と呼ばれ、何でもスマートにこなすガチョピンと違い、俺は仕事をこなしてゆくうちに相手のかえり血をあび、白い体毛はいつしか真っ赤に染まって行った。
そしていつの日か、やがて赤い体毛は俺のトレードマークとなった…
そう、俺の赤は「死の赤」
かえり血の赤、純粋無垢の白い体の俺もいつしか赤く染まってしまったのだ…
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