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私は考えに考えた末に思いついた事は…逃げる!
全速力で逃げる事!私は素早く後ろを向き、走ろうとした。
が、やっぱり紅捺に止められた。今度は後ろから抱き締めるという方法で。
紅「何しようとした?」
『……。』
紅「逃げようとしただろ。俺にも言えない様な事なのか?」
ぎゅっと私を抱き締める力を強めて言った。答えたら負けだぞ!私!
『は…走る練習。』
紅「はい、却下。」
却下された…。
紅「颯、本当にどうした。」
心配する様に紅捺は私の顔を覗きこんだ。ここで諦める事は出来ない。私は必死に頭の中で逃げ出す策を考えた。
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