doll
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でも、そんなモノ、一つ一片もくれなかった。 嫌になった。 アイツ等は私の事を唯の“人形”でしかないんだったら、私をこれぽっちも大切に思っていないのなら…。 否、大切には思っているだろう。なにせ、自社繁栄の為の“人形”だから。 もうこれで決意した。 私はこの家を 出ていく。
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