白い髪は災いの元?

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俺の名前は師堂 静夜。 一応言って置くが読みは『シドウ シズヤ』。『シドウ セイヤ』じゃない。 地元の高校である、三國高校に通う二年だ。 今は6月。 進級して2ヶ月が経った。学校では流す程度に授業を受け、時折しっかりと休憩を入れている。 休憩を入れると言うのは、机で寝ているか、屋上で寝ているか。 要するにサボりだ。 今日もいつもと変わらない1日を過ごしている。今は休み時間。 「静夜ぁ!」 机に突っ伏していると、でかい声で俺を呼ぶ奴がいる。 「なんだ宮森か…」 俺は軽く顔を上げて呟く。 「宮沢だ!いい加減名前を間違えるな!」 こいつは宮も…宮沢。 何かと俺に絡んでくる。俺から見ても顔は良いが、性格からかあまりモテないらしい…。 「今余計なこと考えたべ?」 考えたが、問題あるのか宮森?いや宮沢。 ちなみに下の名前は知らない。
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