太閤逝く

5/46
8447人が本棚に入れています
本棚に追加
/720ページ
秀吉が下した第二次征伐隊に不満を持つ男がいた。 その男は家臣を連れて大阪城にいる秀吉へ、直訴しに来たのである。 豊臣秀長→『兄じゃ!何やら外が騒がしいですぞ。』 秀吉→『なんじゃ!小一郎よ見て参れ。』 秀長→『どうやら客人ですぞ。』 その時である。秀吉の元まで聞こえる程の怒鳴り声が聞こえる。 男→『拙者は長曽我部元親に御座る!』 『太閤様に願いがあって参った!』 秀吉→『長曽我部か!小一郎よ、ここに通せ。』 秀長→『はっ』 元親は秀吉に面会を許された。 元親→『太閤様!何故です。何故長曽我部家を明に派遣されないのですか!』 『水軍なら長曽我部家が一番ですぞ』 秀吉→『水軍なら毛利軍で十分じゃ』 元親→『長曽我部より毛利軍の方が優れていると!』 秀吉→『うるさい!太閤が決めた事、田舎侍がでしゃばるな!』
/720ページ

最初のコメントを投稿しよう!