◆恋する少年と不思議な男◆

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あぁ、好きです。好きです。 あなたが好きです。 俺のこの気持ち、 あなたに届け――――― 「蒼士、今度の土曜暇?」 「え!!はい、暇です///」 _____ドキドキ この展開…まさか、先輩と… デー‥「良かった!!じゃ、俺の代わりにこの子とデートしてやって♪」 コノコトデート? ピラリと一枚のプリクラ。 そこには愛しの先輩と隣には小顔でおめめパッチリ☆な可愛い女の子。 しかも先輩がその子の頬にチュウしてるでわありませんか!! 「せ、先輩?」 「俺、別の子と遊ぶ約束しちゃってさ♪テキトーに誤魔化して遊んどいて!」 あの、その頼み事何度目ですか? 「で、でも」 「頼むよ、蒼士!」 ゔ!!!!! キュンン!!!! 先輩、その顔は反則ですよ/// 俺の《先輩の胸キュン顔ランク》の第二位の顔じゃないですかぁ!!! 「わ、分かりました///」 「サンキュ、さすが蒼士、頼りになる!!」 う……し、幸せだぁぁ//// バッチーン★ 「なんで葉柳先輩が来ないのよ!!」 い、痛い… こんな人集りの中でビンタする? 女って恐いなぁ… 「すみません、先輩は急用が出来てしまって…」 「もういい!!!あなた!!葉柳先輩に『大嫌い、もう別れます』って言っといて!!」 「……ふぁい……」 そんなことより、叩いたの謝ってよ…(泣) しかし、痛すぎる… ハァ…なんで俺がこんな目に… 先輩のせいだ… いや、俺がときめいたせいだ。 俺のバカ…
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