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静かな会議室の中央には世界中の政府と会話出来るようになっているテレビとマイクが設置されていた。
すると、とある男がそのマイクを手にし、世界中の政府に呼び掛けた。
「やぁ、諸君」
勿論英語だ。
「画面ごしだがこうして顔を合わせるのは久々だな。」
画面の向こう側では世界中の国を治める人達が座っている。
男は続けた。
「ところで、ここ最近凶悪な犯罪が各国で多発しているが、捕まえて死刑判決になっている奴等が沢山いると思う。」
画面の向こう側の人達は皆頷いた。
「そこでだ」
皆画面に食いついた。
「今回はそんな奴等をもっとスリルのある死刑に導いてやろうと思う」
男はニヤリとしながら言い、さらに続けた。
「だから諸君の死刑囚の中から6人だけ、こいつこそが最強最悪の極悪人だ!と言うやつを決めといてくれたまえ」
最後に男はこう言った。
「死刑方法は後で説明する。当日見に来たい奴だけ来い」
そう言い残し電源を切った。
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