卑猥な学校生活 ~逃亡者とストーカー~

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  そんなこんなで、これから朝のHRが始まるため、僕は席にゆっくりと腰掛ける。 それとほぼ同時のタイミングで、教室の前扉がガラッと勢いよく開いた。 「ホラ黙って席につけバカどもー」 いつものように乱暴な口調で、出席簿やプリントを持った担任が教卓の前までズカズカと歩く。 「起立――」 そして、教室からどこと無く響く号令の声。 というか、これは菜月の声だったりする。 実は彼女……このクラスの委員長をやってる。 「礼――」 「あーおはよう。座っていいぞー」 あんまり宜しくない言葉使いで、我らが担任は着席を指示する。 実はこの担任、女である。 っていうか、びっくりするくらいの美人教師だったり。 そのせいか、男女問わず人気が高い。 口調はまぁ……アレだけども。
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