プロローグ

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  「あ……あ……」 絶望の淵に立たされた。この場所に逃げ場は無い。 「リョータさんがそんなに……やる気満々でいてくれたなんて……嬉しい」 「ストォォップ!」 勘違い激しいのは知ってるけど!知ってるけども! 服脱ぐのは止めてくれ! そんな事する気はない!全く無いから! 「え……?しないの?」 ……何をするんでしょうか。 ガッカリした口調で言われても困ります。僕には何もできません。 そんな色っぽい上目遣いで見ないで下さい。 そ、そそそりゃ僕も男だから……そそんな目で見られたらその気になっちゃうじゃないか。 やっぱりそうだろ?男性諸君。 ……それと、大事なことを忘れてる。 「期待に沿えないで悪いかもしれないけど、早く学校行かないと遅刻になるぞっ!」 もう目の前とか言ってられない! なんかもう光の速さで、制服をささっと身に付けた――
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