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「遅くなりましたがおめでとうございます」
「うふふ。ありがとう。さくらちゃんに祝って貰えて嬉しいわぁ」
すみさんは、ホントに嬉しそうにしていて…私まで幸せになりそうだ。
「そうそう。さくらちゃんってお休み決まってる?」
「土日祝日が、お休みです」
「あら、ホントに?息子が今週末に奥さん連れて来るんだけど。よかったら会ってあげてくれるかしら?」
「はい、是非!」
「ありがと~、よかったわ。あの子ね、結婚式にさくらちゃん達を招待出来なくって残念がってたのよ。はいっココに来てね!!もしよかったら親御さんも一緒にね~」
「え…!?あ、すみさん!?」
すみさんは話しながらバックの中から、厚紙を取り出し私へ差し出したので…反射神経で受け取ったのですが。
突然の事だったので、一瞬思考が止まってしまいました。気付いた時には…すみさんの背も見えなくなってしまった頃でした。
「行ってしまいました。今週末、一緒に伺えるか聞いてみましょう」
まさか、お兄さんが結婚していたと驚きです。前に、結婚願望があるけど、年齢は20半ばと宣言してましたのに。
ふふふ、お嫁さんがお兄さんの考えを変えたんでしょうか?早くお2人に、お会いしたいです!
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