W-1- ふたりの

1/4
前へ
/30ページ
次へ

W-1- ふたりの

「お。待たせたな!」 「そろそろだと思ってましたよ?貴女が桜さん…ですか?」 「は、はい!初めまして、藤本桜です」 「くすっ、初めまして。僕は藤崎空です」 「ふふっ、初めまして。僕は藤崎海です」  はわ~、双子さんです。そして、ユニゾンです!! 「見て分かる様に、2人は双子だ。空が兄で、海が弟だ!まだ、ちんまいが、成長期だからな!これからグングン成長するさ!」 「麻紀子さん、小さいは余計です」 「そうですよ、気にしているのに」 「お、すまん!」 「ま、いいですけど。それより」 「「実物はもっと、可愛い」」 「え?」 「「ふふ。これから、よろしくお願いします。婚約者殿?」」 ――ちゅ  えぇぇぇぇぇ!!??  い、いいいいいい今、頬に頬に!!ホッペに、ちゅって!?両方に~~~~っっっ 「「あはは!真っ赤だ!可愛い~~~」」 ――ぎゅっ 「きゃっ」 「なっ!離れろ!!」 「「あ~邪魔が入っちゃった~。ま、これから婚約者として付き合っていくんだし?」」 「あ、言い忘れてた。桜の意志を尊重して、お前たちは友達に昇格だ!喜べ!」  まさか、浩平さんが言っていた方々が、双子さんだったなんて想像もつかなかったです。  それに…、まさか2人から両頬にキス…、されるとは思っていませんでした。  会うって言った事、今更ながら、後悔。かもです。。。  でも、言ってしまったからには、覆す事なんて出来ません!ビックリしましたが、きっと挨拶だったんですよね!?  なんだか、大変な事になりました・・・。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加