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春の心地良い風が、学校の桜を華麗に舞い散らせた。
散った桜の花びらは、優しく大地に寄り添うかのように、はらはらと散り落ちた。
サトルは登校途中にその光景を見て、一気に空気を吸った。
サトル「はぁ~。やっぱ春の空気はおいしいなぁ~」
彼の片腕には学校指定のバッグと、テニスケースを肩にかけていた。
辺りは友達同士で喋りながら楽しそうに歩いていた。
すると、サトルの背後に何者かが近付いてきた。
??「よっ、サトル❗おはよッ」
サトルは後ろから両肩をぼんと叩かれた。
サトル「わっ❗ビックリした~💦💦」
サトルは咄嗟の事で一度躊躇したが、原因が友達のアツシである事が解り、一瞬にして肩を撫で下ろした。
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